国内の有名なショッピングセンターのまとめ
日用品の購入も、ショッピングも、遊びも、食事も“丸ごとお任せ”。1990年代以降、都市郊外型のショッピングセンターが続々と登場し、今や私たちの暮らしに欠かせないものになりました。
ではなぜ、“ちょっと遊びに行く”ワクワク感も感じさせるこの施設が、なぜ毎日の生活に必要な施設となったのでしょうか。
そこで今回は、知っているようで知られていないショッピングセンターの歴史をはじめ、特徴的な施設の紹介などの情報をたっぷりお届けします。
▼ 目次
「ショッピングセンター」って何?その1
現代の私たちの暮らしに必要不可欠といっても過言ではないショッピングセンター。
「理由はなくても何となく行っている」「ショッピングセンターに行けば1日遊べる」といった気軽な感覚で訪れる方も多いです。
そんな楽しくて便利な施設ですが、皆さんはショッピングセンターがどのような施設を指すか、はっきりとご存知でしょうか。実はちゃんと決められた定義があるので、ご紹介します。
日本には「一般社団法人 日本ショッピングセンター協会」という団体があり、同団体が定めている定義は下記の通りです。
“ショッピングセンターとは、一つの単位として計画、開発、所有、管理運営される商業・サービス施設の集合体 で、駐車場を備えるものをいう。その立地、規模、構成に応じて、選択の多様性、利便性、快適性、娯楽性等を提供するなど、生活者ニーズに応えるコミュニティ施設として都市機能の一翼を担うものである。”
(■参考参照サイト:一般社団法人 日本ショッピングセンター協会より引用)
「ショッピングセンター」って何?その2
つまり簡単にまとめると「色んな種類の店舗が1ヵ所に複数集まり、駐車場を備えた施設」ということ。
スーパーに薬局、洋服屋と雑貨屋、飲食店にゲームセンターや映画館など、様々な業態の店舗が多数集合していることで、単一の出店と比べてより多くの集客を見込めることが特長です。
この定義に当てはめれば、従来の高級百貨店や大型商業施設も、ショッピングセンター同様の扱いと言えます。
ならば、ショッピングモールはショッピングセンターではないのでしょうか。
いいえ、ショッピングセンターの定義に当てはめれば、高級百貨店や大型商業施設と同じ種類と言えます。
ちなみに「モール」とは通路や遊歩道の言葉を指す英単語。長く広々とした通路の両側に店舗が建ち並ぶ様子から「ショッピングモール」と呼ばれるようになりました。
有名ブランドが建ち並ぶ高級百貨店や大型商業施設、ショッピングモールを思い出してみると、「なるほど」と納得できるでしょう。
ショッピングセンターに集まる店舗とは
そんなショッピングセンターには、どんな業態の店舗が集まっているのでしょうか。
先述のスーパーに飲食店、ゲームセンターや映画館などは定番中の定番です。他には旅行代理店や美容室、エステサロンなどの嗜好品的店舗、銀行や郵便局、歯科医院やコンタクトレンズショップといった生活基盤となる施設。
さらにオフィスや高級マンション、ホテルなどの事務所や宿泊施設系、婚活デスクや保険紹介所、子どものおけいこ教室や預かり所など、時代のニーズや施設周辺の生活環境に合わせた店舗。
などなど全国のショッピングセンターが同じ業態・店舗を備えているのではなく、地域性や周辺住民の属性・需要に応える形で、入居させる店舗に工夫を持たせています。
もし旅行や仕事で別の都市を訪れる機会があれば、その都市のショッピングセンターに立ち寄って、お住まいの近くのショッピングセンターと比べてみましょう。きっと、その地域ならではの面白いイベントや、地域性を表した店舗を発見することができますよ。
次の章からは、ショッピングセンターの歴史をひもといていきましょう。
最初のショッピングセンターはローマから始まった!?
ところで、ショッピングセンターがいつの時代から始まったかご存知ですか?アメリカが発祥?それとも、大航海時代に世界を支配したスペインやイギリス?
残念ですが、どの国も当てはまりません。一番初めに始めたのは、実はローマ人です。
諸説ありますが、一説によると2世紀のローマに存在した「トラヤヌスの市場」がショッピングセンターの起源とされています。
当時の皇帝・トラヤヌス帝に仕えていた建築家のアポロドロスが造りましたが、道端に露店を並べただけのただの市場ではありません。
なんと建物は6層からなる半円形で、食料品をはじめ、毛皮や花など約150もの店がひしめきあい、中には事務所まで備えていました。
建造物の形のみならず、あらゆる業態の店舗が集合し事務所も存在していたとは、まるで東京の六本木ヒルズや東京ミッドタウンのよう。
ローマ人が先進的であったとも、現代人も昔の人々も暮らし方に変わりはないとも言える、驚きの施設です。
日本企業初の施設はダイエー
ローマから始まったショッピングセンターが、市民権を得たのはアメリカ。本格的に広がっていったのは1922年ごろでした。
不動産業者が始めた「カントリー・クラブ・プラザ」がアメリカのショッピングセンターの第一号とされています。
日本にショッピングセンターが登場したのは、アメリカでの誕生から約30年もあとのこと。
第二次世界大戦の終結後、約10年後の1954年(昭和29年)に最初の店舗「プラザハウスショッピングセンター」が沖縄で誕生しました。
しかし当時は戦後のアメリカの統治下にあり、同国資本として店舗が登場したため、純粋な国産のショッピングセンターとは言えません。ちなみにこのショッピングセンターは、現在でも沖縄を代表する観光名所です。
日本企業が立ち上げた本格的なショッピングセンターというと、1964年(昭和39年)にダイエーが大阪・豊中市に開業したダイエー庄内店がそれにあたります。
ショッピングセンターの2大モデル
テレビや新聞、街中で目にしたり耳にしたりするショッピングセンターの2大モデルと言えば、イオン系列とららぽーと系列です。
今や全国に支店を持つイオンですが、どのようなタイプを「イオン」と呼ぶのでしょうか。同企業のホームページには、このように宣言されています。
“GMSの「イオン」や百貨店などの核となる店舗を2つ以上持ち、快適なモール環境の中に魅力ある専門店を圧倒的スケールで集積。ショッピングからエンターテインメント、飲食サービス、コミュニティ機能まであらゆるニーズに対応したイオンのモール型SCは、その地域でNO.1の力強い集客力を誇っています。現在、全国の主要なマーケットに約30ヵ所を展開中です。”
(■参考参照サイト:イオンリテール株式会社より引用)
地方都市のショッピングセンターと言えば「イオンモール」の名称が目に付くほど、その展開力と集客力は他社の追随を許しません。イオンモールに行けば1日楽しめるのも、同施設の特長です。
一方、ららぽーと系列は、不動産企業・三井不動産商業マネジメントが運営。
千葉県船橋市の「船橋ヘルスセンター」の運営から始まり、現在では大型の商業施設「ららぽーと」ブランドを展開。
その他、「COREDO日本橋」「COREDO室町」といった都市型の商業施設も運営しています。
遊びも、体験も、学びも丸ごとお任せ「EXPOCITY」
定番のイオン系、ららぽーと系に加えて、続々と新型のショッピングセンターも誕生しています。ここからは、そのいくつかをご紹介しましょう。
大阪・万博記念公園内に誕生した、これまでの施設よりもさらに規模を拡大したのが「EXPOCITY」。
“「遊ぶ、学ぶ、見つける」楽しさをひとつに!”を掲げ、映画館やショッピングなど定番のコンテンツの他、水族館や英語教室といった体験型施設も備えています。
特に「生きているミュージアム」と題した「NIFREL(ニフレル)」は、「感性にふれる」をコンセプトに、大阪の水族館「海遊館」が設計した一風変わった水族館。
例えば水を噴いたり、砂に隠れたりなどのカモフラージュを得意とする生き物を集めた水槽や、人間の想像を超えた生き物たちの不思議な姿を捉え、凝った展示物など、ただ見るだけではなく、触れたり発見したり、驚きに満ちた演出が評判です。
公園内の広大な敷地でのびのびと遊べるので、子連れ家庭にも大人気の施設となっています。
【施設情報】
- 施設名:EXPOCITY
- 所在地:〒565-0826 大阪府吹田市千里万博公園2-1
- 電話番号:06-6170-5590
東京の新名所「お台場 ダイバーシティ東京 プラザ」
“「劇場型都市空間」をコンセプトに、遊び、学び、くつろぎ、そして驚きや感動を体感”を掲げ、新名所として宣言しているのが「お台場 ダイバーシティ東京 プラザ」。
音楽など娯楽の発信地「Zepp DiverCity Tokyo」や「ラウンドワン」「H.L.N.A SKYGARDEN」の他、約700席もの席を用意した、臨海副都心エリアで最大級のフードコート「東京グルメスタジアム」を備えるなど、店舗面積約45,300m²を誇る巨大なエリアが特長です。
ファッションエリアではファストファッションでおなじみのユニクロやH&M、アメリカン・イーグル・アウトフィッターズ、ZARAなどが出店。
食事もファストフードはもちろん、ハワイから上陸した「ホノルルコーヒー」、ガンダムの世界観をイメージした「GUNDAM Cafe」など、「お台場 ダイバーシティ東京 プラザ」にある独特で種類豊富な店舗が多くの来場者を呼んでいます。
【施設情報】
- 施設名:お台場 ダイバーシティ東京 プラザ
- 所在地:〒135-0064 東京都江東区青海1-1-10
- 電話番号:03-6380-7800
- 詳細情報:
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※この記事は、2017年6月時点の情報に基づいて作成されています。
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