読むべき“ためになる”ビジネス本特集
仕事の問題点を改善したい、成功した人の考え方を学びたい、人生の指標がほしい、経済の未来を知りたい、そんな人はビジネス本を読んでみてはいかがですか。優れたビジネス本は、仕事のみならず私生活や人生にも役立つ知識やヒントを与えてくれます。
今回は、生き方を向上させる自己啓発的な書籍から、経営の第一線で活躍する専門家のビジネス哲学を記した書籍まで、多くの人の支持を得てベストセラーになった、おすすめの本をご紹介しましょう。
▼ 目次
- ビジネスに興味のない人にもおすすめ「多動力」
- ビジネスに興味のない人にもおすすめ「嫌われる勇気」
- ビジネスに興味のない人にもおすすめ「『夜遊び』の経済学 世界が注目する『ナイトタイムエコノミー』」
- 新卒社会人にもおすすめ「誰がアパレルを殺すのか」
- 新卒社会人にもおすすめ「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」
- 新卒社会人にもおすすめ「たった1分で会話が弾み、印象まで良くなる聞く力の教科書」
- キャリアアップを目指す人におすすめ「リクルートのすごい構“創”力 アイデアを事業に仕上げる9メソッド」
- キャリアアップを目指す人におすすめ「謙虚なコンサルティング クライアントにとって『本当の支援』とは何か」
- 将来起業したい人におすすめ読むべきビジネス本「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由(ワケ)」
- 将来起業したい人におすすめ「地頭力を鍛える 問題解決に活かす『フェルミ推定』」
ビジネスに興味のない人にもおすすめ「多動力」
まず紹介するのは、元ライブドア社長として有名な堀江貴文の著書。ビジネスに興味のない人も楽しめるビジネス本です。
「多動力」堀江貴文
「ホリエモン」の愛称で知られる実業家、堀江貴文による2017年(平成29年)出版のビジネス書。著者自身が宇宙開発やトークアプリ「755」など複数の事業を同時進行しているように、「多動力」という能力を身に付けることで、充実した人生を送れると説いています。
インターネットによってあらゆる「モノ」が繋がることが可能となったこれからの時代に求められる人材は、様々な産業を軽々と超えて行く「越境者」。そして、越境者に必要な能力として、興味のあることに次々と挑戦する「多動力」だと言います。
「やりたいこと」と「やらないこと」の取捨選択によって、自分の時間を取り戻したい人におすすめの書籍です。
ビジネスに興味のない人にもおすすめ「嫌われる勇気」
つぎに紹介するのは、対人関係の悩みを解決に導く書籍です。
「嫌われる勇気」岸見一郎、古賀史健
「“あの人”の期待を満たすために生きてはいけない」。心理学界の巨匠アルフレッド・アドラーの思想を解説した自己啓発書籍です。2013年(平成25年)に出版され、世界中で350万部を超えるベストセラーとなりました。
アドラーの「トラウマなどない」「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」という持論に基づき、人間関係の悩みに打ち勝つ方法を分かりやすく具体的に、青年と哲人の対話形式で論じています。ビジネスはもちろん、プライベートの人間関係に悩む人にもおすすめ。
著者の岸見一郎は京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋哲学史専攻)、プラトン哲学とアドラー心理学を研究する哲学者です。日本アドラー心理学会の顧問で、同学会の認定カウンセラーでもあります。
ビジネスに興味のない人にもおすすめ「『夜遊び』の経済学 世界が注目する『ナイトタイムエコノミー』」
日本でも公営カジノの解禁が現実味を帯びてきた昨今、注目の集まる夜の経済について記したビジネス本です。
「『夜遊び』の経済学 世界が注目する『ナイトタイムエコノミー』」木曽崇
これまで昼間の経済活動に比べて正当に評価されてこなかった「ナイトエコノミー」の活性化による経済戦略を解説した2017年(平成29年)の書籍。
著者の木曽隆はネバダ大学ラスベガス校ホテル経営学部卒(カジノ経営学専攻)という異色の経歴を持つ、カジノの専門研究家です。
「ナイトタイムエコノミー」とは、夜から翌朝までに行なわれる経済活動のこと。著者によると日本は諸外国に比べて夜の観光資源が乏しく、法改正も含めた「稼げる観光」への転換が必要だと指摘しています。
また、ナイトタイムエコノミーのリスクや課題についても触れており、国内外の成功・失敗事例を交えながら、ナイトタイムエコノミーがもたらす経済効果について解説したビジネス本です。
新卒社会人にもおすすめ「誰がアパレルを殺すのか」
かつて華やかだったアパレル業界の現在の姿、そして未来の展望について記した書籍です。
「誰がアパレルを殺すのか」杉原淳一・染原睦美
「ワールド」「オンワード」「TSI(サンエー)」「三陽商会」といった大手企業が業績悪化により大量の店舗閉鎖やブランド撤退に追い込まれています。アパレル業界の百貨店も閉店や低迷。
そんなアパレル業界不振の理由を、若手新聞記者2人の徹底取材により解説した2017年(平成29年)出版の書籍です。
労働力の安い外国に製造を依存し、企画を外部に丸投げした結果「どこで買っても同じ」状態となるなど、目先の利益にとらわれて思考停止し、競争力を失った姿が見えてきます。
また、ITに強い企業など、従来のアパレル業界の常識を打ち破り、業績を伸ばす新興勢力についても取材。アパレル業界のみならず、日本の産業全体に共通する問題が見えてくるのではないでしょうか。
新卒社会人にもおすすめ「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」
今後進む高齢化・長寿社会をどのように生きて行くべきか、人生設計の参考になる書籍です。
「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」リンダ グラットン/アンドリュー スコット
「100年時代の人生戦略」というサブタイトルが示す通り、100歳まで生きることが珍しくはなくなった、新しい時代の生き方について提案する書籍。
人々の寿命は年々延びており、2007年(平成19年)に生まれた人の平均寿命は100歳を超えると予想されます。これまで、多くの人は「学びの時期」「働く時期」「引退後」という3つのステージで構成された人生を送ってきました。
寿命100年時代には、見聞を広める「エクスプローラー」、職を生み出す「インディペンデント・プロデューサー」、複数の活動にかかわる「ポートフォリオ・ワーカー」という新しいステージが出現し、お金の他、生き方や働き方といった、見えない資産が大切になると言います。
ロンドン・ビジネス・スクール教授の人材論・組織論の世界的権威であるリンダ・グラットンと同校教授でモーリシャス大統領の経済アドバイザーも務めるアンドリュー・スコットによる2016年(平成28年)出版のビジネス本です。
新卒社会人にもおすすめ「たった1分で会話が弾み、印象まで良くなる聞く力の教科書」
新卒社会人をはじめ、誰でもすぐに実行できる「聞き方」の教科書をご紹介します。
「たった1分で会話が弾み、印象まで良くなる聞く力の教科書」魚住りえ
元日本テレビアナウンサー魚住りえによる、相手に良い印象を与え、会話を盛り上げる「聞き方」について解説した2017年(平成29年)出版の書籍。
著者は日本テレビ退社後フリーに転向、「魚住式スピーチメソッド」を立ち上げ話し方講座の講師としても活躍しています。
前作の「たった1日で声まで良くなる話し方の教科書」は15万部を超えるベストセラーとなりましたが、「話し方」以上に「聞く力」が大切だとのこと。相手の話を聞く際のあいづちや仕草のコツ、やってしまいがちなNG集など、身近な具体例を挙げながら60点以上のイラストを交えて分かりやすく解説。
話すのは得意だけれどなぜか会話が盛り上がらない人や、会話を継続するのが苦手な人などにおすすめのビジネス本です。
キャリアアップを目指す人におすすめ「リクルートのすごい構“創”力 アイデアを事業に仕上げる9メソッド」
大手企業リクルート社で実行されている新規事業立ち上げのノウハウを紹介するビジネス本です。
「リクルートのすごい構“創”力 アイデアを事業に仕上げる9メソッド」杉田浩章
次々に新しい事業を生み出し世に送り出してきたリクルート社の手法を、経営支援の第一線で活躍する人気コンサルタントが解説した2017年(平成29年)出版のビジネス本。著者の杉田裕章はボストン・コンサルティング・グループの日本代表です。
リクルート社が新規事業を育てる行程を3ステージに分け、それぞれに「リボンモデル」「ぐるぐる図」「テストマーケティング」「価値マネ」「価値KPI」「不の発見」など9つのメソッドがあることを紹介。
これらのリクルート式メソッドは、一般企業にも応用できると言います。「撤退の決断ができない」「計画を変えられない」「計画はあるが前進しない」といった、新規事業の展開に悩みを抱えているビジネスマンにおすすめです。
キャリアアップを目指す人におすすめ「謙虚なコンサルティング クライアントにとって『本当の支援』とは何か」
従来とは異なる新しい視点のコンサルティングの必要性を説くビジネス本をご紹介します。
「謙虚なコンサルティング クライアントにとって『本当の支援』とは何か」エドガー・H・シャイン
人を助けて成功に導く「支援学」を解説した、2017年(平成29年)出版のビジネス本です。著者のエドガー・H・シャインは、マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院名誉教授であり、P&G、アップル、ヒューレット・パッカードやシンガポール経済開発庁など数多くの企業・公的機関のコンサルティングを行なってきました。
コンサルタントは、これまでの「答えを提供する」役割から、クライアントに謙虚に問いかけることで「自ら答えを引き出せるように支援する」立場への変化が必要だと言います。
「大失敗に終わった案件」「たった一言が最高の支援となった案件」など、著者がかかわった25の実例を紹介しながら、成功するコンサルティングの実践的なコツを学べる書籍です。
将来起業したい人におすすめ読むべきビジネス本「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由(ワケ)」
つぎにご紹介するのは、将来起業を考えている人、今の仕事が辛い人におすすめのビジネス本です。
「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由(ワケ)」汐街コナ/ゆうきゆう
「その仕事、命より大切ですか?」ツイッターで30万リツイートされた漫画が2017年(平成29年)に書籍化されました。
著者の汐街コナは、ゲームキャラクターなどを手がけるフリーランスのイラストレーター。激務の会社員時代に「その気もないのにうっかり」自殺しそうになった経験をツイッターに投稿したところ、多くの人の共感を得て話題となりました。
作家・漫画原作者でもある精神科医ゆうきゆうが監修のもと、なぜ会社を辞めるという選択ができずに過労死・過労自殺に追い込まれてしまうのか、どうすれば抜け出すことができるのかを解説しています。
表題作品の他、経験者への取材をもとに書き下ろした「実録!ブラックな状況を抜け出しました」も収録。
将来起業したい人におすすめ「地頭力を鍛える 問題解決に活かす『フェルミ推定』」
起業するなら他の人とは違うアイデアを生み出す能力が大切。つぎに紹介するのは、地頭力の鍛え方を学べるビジネス本です。
「地頭力を鍛える 問題解決に活かす『フェルミ推定』」細谷功
「フェルミ推定」を例に挙げ、創造的に物事を考える「地頭力(じあたまりょく)」を鍛えるプロセスを解説した、2007年(平成19年)出版の書籍です。
著者の細谷功は、株式会社東芝での原子力技術者を経て、業務改革や戦略策定などの専門領域でコンサルタントとして活躍しています。
「フェルミ推定」とは、イタリアの物理学者エンリコ・フェルミの名に由来するもので、一見とらえどころのない質問に対し論理的に推定し回答を弾き出すこと。外資系企業の面接試験で多く出題され、なかでも「米国シカゴにはピアノ調律師が何人いるか?」という質問が有名です。
本書では地頭力の構成要素として「仮説思考力」「フレームワーク思考力」「抽象化思考力」を紹介し、それぞれの鍛え方を解説しています。
※この記事は、2018年10月時点の情報に基づいて作成されています。
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